
「ベッドセンサー」とも呼ばれたりします。
このタイプは、ベッドのマットレスのすぐ上で、寝たら肩〜腰辺りになるように、センサーパッドを敷くのが基本です。また、マットレスの下に敷くタイプもあります。
体重がセンサーパッドにかかっていると正常に判断し、上半身が起き上がる、ベッド上に立ち上がるなどで体重がかからなくなると、ナースコールなどでお知らせします。ですから、先ほどお話しましたマットセンサータイプの逆になります。
ベッドから立ち上がろうとすると、すぐに転倒する可能性がある方やベッドから転落の可能性がある方に適しています。
このタイプの離床センサーのいい点は、一つにはマットタイプではコールがあって駆けつけても間に合わない可能性がある方には、起き上がりなどの初期行動をセンサーが早くキャッチしてお知らせします。
ですので、駆けつけた時には、ほとんどの場合患者や利用者がまだベッドから立ち上がっていない状態です。職員からは、「マットセンサータイプと比べて、駆けつけるまでの時間的余裕があるのでいい!」とお聞きします。
二つ目は、マットタイプと違ってセンサーパッドが見えませんので、汚れたりすることもあまりなくて衛生的なことです。
以前のこのタイプの離床センサーでは、「ナースコールが鳴って、設置しているベッドに駆けつけてみると、寝ていた」という誤動作といいますか、不必要にコールしてしまうことが欠点でした。
これは寝返りなどで、一時的にセンサーパッドに体重がかからなかったことが原因かと思います。
この欠点を解消すべく、各メーカーでは「遅延機能」を付けるようになりました。
「遅延機能」とは、患者や利用者の体が浮いて、センサーパッドに体重がかからなくなっても、予め設定した時間(秒)以内にセンサーパッドに体重がかかるとコールしない機能です。
また、以前はナースコールシステムを通じてコールがあると、ステーションにある親機で解除しても、鳴り続けておりました。ようするに、連続で信号を送っていたんですよね。
それで、コールを解除するには、設置したベッドに行って、コントローラー(本体)の電源を一旦切る必要がありました。
これも今では、ナースコールを1回押したのと同じように1回だけ信号を送るようになりましたので、親機で解除をすると鳴り止みます。
デメリットというか、導入される上で注意いただきたいことは、このタイプのセンサーパッドは基本的には消耗品と思ってください!ランニングコストがかかると認識してください!
ですので、見積りを依頼される時は、セット価格だけでなくて、センサーパッド単品の価格も依頼されることをお奨めいたします。
販売店・販売会社やメーカーはお客さんである施設・病院にはこんな話をあまりしません。販売店・販売会社の人ですら知らない人がいてるかもしれません。ですので、いざセンサーパッドを交換しなくてはいけない時にトラブルになる場合があるのです。
メーカーやセンサーパッドの大きさによっても違いますが、センサーパッド単品は定価ベースで8,000円くらい〜35,000円くらいと価格帯の幅が広いです。台数を多く導入されている施設・病院から見れば、「そんなにランニングコストがかかるのなら、導入しなかったのに」となるかもしれません。
マットタイプの離床センサーは、体重がかかった時だけ通電してセンサーが働きますが、マットレスに敷くベッドタイプは、寝ているなどセンサーパッドに体重がかかっている時に通電しますので、通電時間が全然違うんです。それで交換が必要になってくるのです。
病院や施設によって使用時間が違いますし、センサーパッドによって耐久性が異なりますので、一概には言えませんが、だいたい1年ちょっとから3年くらいでの交換と思ってください。以前に比べますと、耐久性は上がっていますが、より長く使えるセンサーパッドを開発してもらいたいものです。
