〒542-0066 大阪市中央区瓦屋町3-3-1-502
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定休日 | 土日祝祭日 |
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高齢者施設や病院にとりまして、ナースコールシステムはなくてはならない設備の一つですよね!
ナースコールシステムの寿命は一般的には12年と言われておりますが、あなたの施設では修理しながら15、20年とお使いになっているのではないでしょうか。
長くお使いのうちにシステム更新の計画が持ち上がり、メーカーより見積りをとったら、高額でビックリされた経験はございませんか?
あるいは、見積りはまだとっていないけど、近い将来のシステム更新に費用面で不安を抱えている経営者や運営責任者の方はいらっしゃいませんか?
小規模施設をこれから建設される方、
すでに小規模施設を運営されているが、今までナースコールシステムが設置されておらず、新規で設置したい方、
現在のナースコールシステムの更新時期を迎えている方は、ぜひ最後まで読み進めて下さい!
これからお話するのは、配線工事不要で、無線式で電波到達距離が長い、簡易型ナースコールシステムです。
ただ、このナースコールシステムは音声通話ができません。
ですので、「うちの施設には、どうしても音声通話は必要なんだよな」と思われる方は、この先はお読みにならないでください。
お役に立てなくて、誠に申し訳ございません。
まだ、お読みいただいているということは、「うちの施設では、ナースコールシステムで音声通話ができなくてもいい!」とお考えの方だと思います。
ありがとうございます
特に小規模な施設ですと、すぐに居室に駆け付けることができるから、音声通話が無くても構いませんよね?!
有名なナースコールメーカーのシステムだと、過剰設備になってしまうこともあります。
この項目では、子機(送信器)を10台まで識別してお知らせできる「無線式 簡易ナースコールシステム」、次の項目では子機(送信器)を80台まで識別できる、無線式 簡易ナースコールシステム「かなコール」のお話をいたします。
まずは、子機(送信器)を10台まで識別してお知らせできる方から。
居室側は、下の図にありますように、「ハイパー送信器」に「押しボタンスイッチ」を差し込み、ベッド柵・ヘッドボードに引っ掛けます。
電源は9Vのアルカリ電池を使用する、あるいはACアダプタが付属していますので、コンセントに差し込めば設置完了!
9Vアルカリ電池をした場合、使用頻度にも依りますが電池の寿命は約1年。
電池が消耗してきた交換時期となりますと、右上にある電池マークのランプが点灯します。
電池容量が無くなってしまって、押しボタンスイッチを押したにも関わらず、受信器で受信できなかったのを防げます。
ハイパー送信器+押しボタンスイッチ 接続イメージ
また、離床センサーのメーカーだからできることですが、豊富にラインナップされているケーブル式(有線)の離床センサーを押しボタンスイッチと同様、ハイパー送信器に差し込むことで併用ができるんです!
新規に建てられた施設ではすぐには必要ないかも知れませんが、年が経ってきますと、入居されている方の体調も変化してきます。
そういう時期になった際、速やかに転倒・転落対策が施せます。
送信器は壁に固定設置しませんので、例えば、座面用の「座・コール」という離床センサーを送信器に差し込んで、車椅子の背面ポケットに入れておきます。
体を座面から浮かしたら受信器にお知らせして、スタッフがお声掛けできます。
次に受信器についてお話いたします。
2タイプあって、携帯タイプの「ポケット受信器」と固定タイプの「ハイパー受信器10」。
携帯タイプの「ポケット受信器」
固定タイプの「ハイパー受信器10」
先ほど、子機(送信器)の電池容量が無くなってきたら、送信器の電池マークが点灯するとお話しました。
プラスして、送信器からの電波受信時に電池容量が無くなった信号も一緒に受信し、「ポケット受信器」では液晶画面に表示、「ハイパー受信器10」では右下の電池マークのランプが点灯します。
気になる電波到達距離は、見通しで
ポケット受信器が約80m、ハイパー受信器10が約100m。
建物の構造などで電波が届かないエリアが発生する場合、無線中継器(リピーター)を設置することで、電波到達距離が見通しで約100m伸びます。
無線中継器はコンセントに差し込む必要がありますので、コンセント近くに設置。
あとは、送信器・受信器と同じグループに設定してあげれば終了。
システムを構成する機器のどれもが配線や設置の工事が不要ですので、機器代だけお考え頂ければ済むのです。
どなたかの居室に行っている最中に、ナースコールされることもあると思います。
そんな時のために履歴が残ります。
「ポケット受信器」で10件(子機)まで。「ハイパー受信器10」もリセットまでランプが点灯しています。
気になるお値段ですが、
携帯タイプの「ポケット受信器」+「ハイパー送信器」+「押しボタンスイッチ」で、セット価格 定価:49,000円(税別)。
固定タイプの「ハイパー受信器10」+「ハイパー送信器」+「押しボタンスイッチ」で、セット価格 定価:59,000円(税別)。
ベッド1台分から導入できるのが嬉しいですね。
あとは、上のセットに、「ハイパー送信器」+「押しボタンスイッチ」で構成する増設セット 定価:25,000円(税別)を、ベッドごとに足していけばいいのです。
ちなみに、無線中継器(リピーター)は定価:34,000円(税別)。
居室だけでなく、トイレや脱衣室などにも押しボタン付きの送信器(子機)を設置するとなると、先ほどお話した子機10台まで対応の受信器(親機)だと不足することもあると思います。
そこで、子機80台まで識別お知らせできる、テクノスジャパンの「かなコール」という無線式 簡易型ナースコールシステムについてお話いたします。
通信線の配線工事が不要な『無線式』!
ということは、工事費のコストダウンが図れます。
しかも、各居室では押しボタンスイッチ付きの子機(送信器 ハイパー中継ボックス)をベッド柵に引っ掛けて、電源コンセントに差し込んで設置完了!
特にナースコールの更新となりますと、入居者がお住まいの中での通信線の配線工事や機器の取付工事となりますので、音が発生したりしてご負担となります。
また、新築時の工事と違い、入居者がお住まいの中では効率良く作業が進まなく工期がかかりますので、工事費用が割高となってしまいます。
しかし、無線式ですと、通信線の配線工事が必要ないですので、設置期間を大幅に短縮でき、ベッドで療養されている方への負担も最小限で済みます。
操作は良く見かけるナースコール同様、子機に差し込んである「押しボタンスイッチ」の赤いボタンを押しますと、内蔵された送信器を通じて、受信器(親機)に電波を飛ばしてお知らせ。
電波到達距離は、見通しで約100m。
建物の構造などにも依りますが、テストさせて頂いた小規模多機能施設では、1階で子機の押しボタンスイッチを押しますと、2階に配置した親機できちんと受信できました。
「かなコール」親機(スーパー受信器)
親機も机などに据え置く場合は、電源コンセントに差し込めば設置完了!
壁に設置することもできます。
子機を最大80台まで受信可能。
内訳は1グループ当たり子機10台(チャンネル)×8グループです。
ですので、フロア・ユニットごとにグル―プを割り当てる。
あるいは、子機の数が多ければ、フロア・ユニットごとでも居室とその他の部屋でグループを分ける必要があります。
基本はこれまでお話しましたことで運用はできるのですが、オプションの話をいくつかします。
①無線中継器(リピーター)を活用
職員がいらっしゃる部屋に設置した親機(スーパー受信器)と居室の子機(送信器 ハイパー中継ボックス)を、同じフロアに設置するけども距離が離れていたり、またフロアが異なったりして、電波が届きにくい場合ってあると思います。
この無線中継器(リピーター)を設置することで、電波到達距離を見通しで約80〜100m伸ばしますので、電波が届かないエリアを無くすことができます。
②専用廊下灯を活用
「かなコール」には、専用の廊下灯がラインナップされています。
廊下でもナースコールを確認したい場合、専用廊下灯を設置することで、子機からナースコールの電波を専用廊下灯と親機で同時受信します。
親機を設置している場所まで戻らずに廊下で見渡すと、どこのナースコールかが分かり、対応することができます。
お知らせはランプとブザー!
ブザーを消して、ランプだけでのお知らせもできます。
③「押しボタンスイッチ」を押せない入居者に!
「コールスイッチ」
無線送信器を内蔵した「コールスイッチ」を活用することで、入居者の声や音でナースコールができます。
④携帯タイプの「ポケット受信器」を活用
前の項目でお話しました、携帯タイプの「ポケット受信器」。
これを活用することで、親機と同時に受信できますので、専用廊下灯と同様に親機のところまで戻らずにナースコールを押されたお部屋がわかります。
ただ、「ポケット受信器」1台で受信できるのは1グループ10台の子機までですので、子機の数が多い場合は
運用を考慮する必要があります。
⑤離床センサーとの併用
これこそ、離床センサーのトップメーカーが作ったナースコールシステムの真骨頂!
コードレス式の離床センサーを子機に登録することで、簡単にナースコールボタンとの併用ができます。
1台の子機につき、5台まで登録可能。
離床センサーも子機を通じて親機でお知らせしますので、どこのお部屋かがわかります。
しかも、親機やポケット受信器の登録数に含まれませんので、子機(押しボタン付きの送信器)を登録する数以上の受信チャンネルは必要ありません。
新規に建設される場合ですと、入居される方の介護度もそれほど高くないかも知れません。
しかし、長年暮らしていきますと、介護度が上がってくると思います。
その時になって、活用したい離床センサーが豊富にラインナップされていて、その方に合ったものを選べるのは嬉しいですよね?!
また、基本セット(親機1台+子機セット)には、専用ソフトウェア 「かなソフト」が付属しています。
もちろん、受信側は親機だけでも問題なく運用できますが、もう一つの運用方法をお伝えします。
この「かなソフト」をパソコンにインストールして、親機とUSBケーブルで接続。
すると、親機・パソコンの両方でナースコールをお知らせし、パソコンにてフラッシュで下のように名前を出すことができます。
「それだけだったら、別に「かなソフト」をパソコンにインストールして、親機と接続しなくてもいいや!」と、あなたは思いませんでしたか?
接続することで、最大6ヶ月分の記録が見れます。
さらに、ナースコール情報(日付+時刻、部屋、名前)を記録したファイルはエクセル等で参照、加工が可能。
ということは、こんな使い方ができますよね?!
例えば、「Aさんだけの、ここ1週間のナースコール情報を見たいな!」とか。
ナースコールが多い時間帯など傾向がわかったりしますので、その時間帯での見回りを増やしたり、トイレ誘導ができますよね!
通常は、「最近誰々さんのナースコールが多い」とかは、感覚的には分かっていても、データとして残していないのではないでしょうか。
まとめますと、この全体図のような運用イメージとなります。
導入までの流れとしましては、
①まずは、システムのデモストレーションをさせていただきます。
↓
②お見積りをご依頼いただいた場合、平面図のコピーを頂きます。
平面図に、どこに機器を配置するかを印を付けておいて下さい。
既存施設の場合は、デモの時に簡単な電波到達調査をさせていただいて、後日見積書を提出いたします。
↓
③ご用命いただきましたら、1〜2ヵ月後に機器配置及び調整
と、いう風になります。
最後に、注意点を3点お話しておきますね。
1.音声通話はできません。
2.親機・子機・廊下灯・無線中継器(リピーター)は電源を必要としますので、設置箇所の側に電源コンセントが必要です。
3.防水タイプの子機(ナースコールボタン)がありませんので、浴室には設置できません。
価格は、
・基本セット:親機(スーパー受信器)+子機(ハイパー中継ボックス+押しボタンスイッチ)1セット+専用ソフト「かなソフト」 ※パソコンは含みません 定価:109,000円(税別)
・増設子機セット(ハイパー中継ボックス+押しボタンスイッチ) 定価:51,000円(税別)
・無線中継器(リピーター)は、定価:34,000円(税別)
・専用廊下灯は、定価:34,000円(税別)
「かなコール」は設置などが必要ですので、機器費用にプラスして機器設置・調整費用がかかります。
実際どんな風に設置されたのかをご覧頂いた方がよりイメージが掴めると思いますので、
最後に設置事例をご紹介いたしますね!
2014年11月、兵庫県伊丹市にオープンされた、「オアシス伊丹池尻」様。
グループホーム、小規模多機能型居宅介護事業所の3階建ての建物で、1フロアごとに居室が9室、トイレ3ヶ所、浴室・脱衣室1ヶ所が配置されています。
設立準備当初から、従来の配線工事を行う有線のナースコールシステムではなくて、無線式のを検討されていたとのことでした。
まずは、「かなコール」の実機をお持ちしてデモンストレーション。
設立準備室の方より良い評価が。
ただ、グループ内のある施設で無線式の離床センサーをお使いになっていて、建物が幹線道路沿いにあるためか、離床されても親機が反応しないことがあるとのことで、子機からの無線が親機にきちんと届くかのテストをして信頼性を確認したいとのご要望がありました。
それで、その施設にて無線できちんと通信できるかのテストご利用で、期間中問題なく親機で受信できていましたので、新規オープンされる施設への導入を決めて頂きました。
建物各フロアの詰所に、親機(スーパー受信器)を1台配置。
詰所へ「かなコール」親機(スーパー受信器)設置
さらに、詰所に配置された施設様のノートパソコンとUSBケーブルで接続することで、両方でお知らせできますし、ノートパソコンではお部屋番号とお部屋名を表示させるように設定を行いました。
居住されている方のお名前も表示可能です。
写真では1枚でご覧頂こうと親機(スーパー受信器)も詰所内側に向けていますが、実際の運用では反対の廊下側に向けて、詰所に入らなくてもどのお部屋からのコールかを確認され、対応されています。
上の項目で、親機は子機を最大80台まで受信可能、
内訳は1グループ当たり子機10台(チャンネル)×8グループと、お話しました。
そこで、階(フロア)やお部屋をどのようにグループ分けするかを、設立準備室の方と打ち合わせさせて頂き、このように決めました。
グループ1:1階 居室9室=子機9台分
グループ2:1階 トイレ3ヶ所+脱衣室1ヶ所=子機4台分
グループ3:2階 居室9室=子機9台分
グループ4:2階 トイレ3ヶ所+脱衣室1ヶ所=子機4台分
グループ5:3階 居室9室=子機9台分
グループ6:3階 トイレ3ヶ所+脱衣室1ヵ所=子機4台分
また、各フロアにポケット受信器1台も配置。
ポケット受信器の受信は同じグループに設定した子機10台までですので、居室9室分を設定しました。
各居室には押しボタンスイッチ付きの子機(無線送信器 ハイパー中継ボックス)をベッド柵に引っ掛けて、電源コンセントに差し込んで設置完了と簡単!
ただ、事前にどの居室をどのグループ・チャンネルにして、どう親機に表示させるかを打ち合わせしておく必要があります。
打ち合わせた内容を各子機・親機に設定した上で出荷してもらいます。
そうしておくことで、あなたの施設で設置させて頂く際の時間短縮になります。
トイレ3ヶ所の手すりに、子機を設置した写真です。
押しボタンスイッチ付きの子機(無線送信器 ハイパー中継ボックス)は防水仕様ではありませんので、水に濡れないように注意して下さい。
子機の押しボタンスイッチを押したら、詰所の親機と同時に、トイレの外側に設置した「専用廊下灯」でもお知らせします。
専用廊下灯はブザーを鳴らさずに、ランプだけでのお知らせに設定。
ナースコール時、廊下表示灯のランプを解除しても、親機の方は解除されませんので、対応を終えた後に親機もコールを解除する必要があります。
親機のアラーム報知時間は解除するまで鳴らし続けたり、10・30秒で鳴り止む設定ができます。
ですので、30秒に設定しておくと、対応を優先してすぐに親機のコールを解除できなくても大丈夫です。
担当:松井 毅(たけし)
営業時間:平日9:00~17:00
定休日:土日祝祭日
大阪府大阪市の株式会社ディプスです。
大阪・奈良・兵庫(南東部)・京都(南部)を中心に、高齢者施設・病院などにベッド周りでの転倒予防・転落予防に役立つ離床センサーや、認知症の方が徘徊で建物外に出られようとするのを検知する徘徊検知システム(徘徊センサ)を始めとする機器の販売・設置をしております。
また、高齢者施設・病院内での監視カメラシステム・防犯設備の設置、自治会・駐車場などへの街頭防犯カメラシステムの設置工事をしております。
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