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高齢者施設・介護施設や病院の施設や病院にお勤めのあなたは、最近【インカム】って言葉をよく耳にするようになっていませんか?
「導入したらもう手放せません!」、「こんなコスパの良いもの、ないです!」
これは【インカム】を導入された、特別養護老人ホームや介護老人保健施設の施設長や事務長からお聞きした声です。
あなたの介護施設や病院でも半年後にはこんな感想をお話されているよう、
・導入したいけど何から始めたら良いか分からない方に、どのような手順で進めていったらよいかを道しるべ的に
・一度導入を検討したが、現場職員の抵抗に遭いあえなく断念した経緯がある管理者に、もう一度現場職員にどう納得して頂けるかのお手伝いができれば
と、いう趣旨で進めていきます。
このページは、介護施設や病院での導入実績が豊富なインカムのプロと打ち合わせを重ね、作成しました。
基本的なことからお話しますので長くなりますが、最後まで読み進めてください。
① 近年、介護や医療の現場で「インカム」という言葉を耳にするようになったけど、どういうもの?
「インカム」は、「無線機」や「トランシーバー」とも呼ばれています。
話す人(電波を出す側)と聞く人(電波を受ける側)のやり取りが可能で、インカムから電波が届く範囲であれば、インカム保持者全員に対して話せます。
本体は掌サイズで、重量は200g程度です。
② 介護や医療の現場で使用している「PHS」との違いはなんなん?
PHSの主な特徴は、以下の3つです。
①ナースコールを受けられる
②外線電話がかけられる(設定次第)
③内線電話が受けられる(設定次第)
一方、「インカム」の主な特徴は、以下の3つです。
①インカム保持者へ一斉連絡ができる
②GPS機能で、インカム保持者の現在位置がわかる(機種によります)
③アンテナ設置作業や電話工事が不要(機種によります)
インカムとPHSの違いをよりご理解頂けるよう、表にまとめました。
PHSは一度に一人に対しての連絡となります。
しかも、ナースコールシステムと連携していて、ナースコールを受けている時は通話ができません。
また、連携している全てのPHSに、受けたナースコールがいってしまいます。
受けた職員はナースコールされた方のベッドに駆けつけますので、人員が被ってしまい業務的に効率が良いとは言えません。
インカムを導入していると、ナースコールをPHSで受けたらインカムのマイクに、例えば「松井が向かいます」と言えば、駆けつけが被らなくて済むのです。
③ 介護施設や病院で「インカム」を導入するメリットは?
主なメリットは、以下の3つです。
①施設内で職員を探す時間を圧倒的に削減
例えば、建物がロの字型やコの字型で見通しが悪く、反対側にいるスタッフが見えないことが
あり、大声を出さずに、またPHSで内線を掛けないで居場所が分かります。
また、急な応援が必要になった際、インカムを使用しますと同じチャンネルにしている人へ一
斉に連絡が届きますので、誰がすぐに駆け付けることができるか、その人数で足りるのかがす
ぐに共有できるわけです。
②離れた場所からでも新人教育を実現
ある時間他の職員がどういうことをしているのかが常に音声が入ってきますので、新人職員も
今何をしなければならないのかが分かり、心強いです。
③細かい声掛けで職員の承認欲求を充足
ある特別養護老人ホームの施設長にお話頂いたのですが、
医療介護分野では、承認欲求に重きを置かれることが多く見受けられます。
普段から上司や同僚の目が届かない場所で働く看護師や介護士は、「自分の働きを誰かに認めて
ほしい!」想いが強いと推察されます。
「承認してもらえない不満が人間関係に反映されているのかも?」と考え、インカムを通して
「○○できました」「ありがとう、助かった」のやり取りで、「きちんと見てもらえているん
だ」との実感が得られるのではないでしょうか。
もちろん、定期的な面談が必要不可欠な事は言うまでもありませんが、日頃から業務の合間に
コミュニケーションを交わすことで、「ガス抜き」が上手にできる様になりました、とのこと。
④ 「インカム」にはどういう通信手段があるの?
【しくみ】インカム本体から発信される電波が届く範囲の相手と通信
【メリット】アンテナ設置作業や電話工事が不要
【デメリット】電波が届かない相手とは通信できない
【しくみ】WiFiの電波が届く範囲の相手と通信(他施設可)
【メリット】電話のように同時通話が可能で、秘匿性も高い
【デメリット】WiFiの電波が届かない範囲の相手とは通信できない
【しくみ】携帯電話の電波が届く範囲の相手と通信(全国可)
【メリット】電話のように同時通話が可能で、秘匿性も高い。GPSで現在位置も把握
【デメリット】別途、月額利用料が必要(1台あたり¥2,100)
⑤ 通信手段ごとの運用イメージ
①インカム本体の電波経由や②WiFiの電波経由であれば、介護施設や病院の建物にいる職員への一斉連絡手段として。
また、③携帯電話の電波経由であれば、例えば、介護施設・高齢者施設の事務所とデイサービス送迎車との連絡手段として使います。
送迎車ごとに携帯電話を割り当てているケースが多いかと思います。
携帯電話に替わって、インカムにされるケースが増えてきました。
インカムなら、「電話を掛ける」「電話を取る」操作の手間が省けます。
・お迎えに行ってインターホンを押して出られない場合、インカムで事務所にいる職員と共有し家に電話してもらう
・お迎えから施設に戻る途中、もうすぐ到着する旨をインカムで共有することで、玄関でのお出迎えがスムーズにできます
「携帯電話の電波経由」のインカムの使い方を掘り下げてみますと、【防犯対策】として導入されているケースもあります。
注目
ご利用者やご家族からの暴力や睡眠薬混入などの卑劣な行為から身を守るには、事前に「私に手を出すと大変なことになりますよ!」と、わかりやすくアピールすることが大切ではないでしょうか。
でも、直接的に言うと角が立ってしまうし、防犯ベルでは見た目が小さくて抑止力として安心できるレベルではないのではと考えてしまいますよね。
では、ご利用者から見える位置にインカムとマイクを付けておけば、
・「事務所と繋がっていて、話相手がいるのでは?」と、安易に手を出しにくくなる抑止力
・GPSで位置情報が分かるので、通信が途切れた場合でも別の職員さんが駆け付けるしくみを作れる
のではないでしょうか?
↑デモンストレーションのご依頼、御見積りを承ります!
⑥ 施設内で使用するならこの方式及びこの機種がお薦め!
【前提1】施設内にWiFi環境が整備されていない
【結論1】上記(4)①の「インカム本体の電波経由」方式なら、IC-DPR4C(アイコム株式会社)
【理由】コンパクトかつ軽量。5F程度の施設であれば全館で通信可能(要確認)
「インカム本体の電波経由」の中で登録局無線機に該当する機種は、事前に登録が必要なんです。
【1年目にかかる別途費用】
「登録申請費」 2,900円(1回のみ/5年間有効)
「電波利用料」 年額400円×使用台数
【2〜5年目以降にかかる別途費用】
「電波利用料」 年額400円×使用台数
IC-DPR4Cのカタログはこちら(カタログダウンロードページ)!
【前提2】施設内にWiFi環境が整備されている
【結論1】上記(4)②の「WiFiの電波経由」方式なら、IP200H(アイコム株式会社)
【理由】電話の様な同時通話が可能。秘匿性も高い。また、月額利用料等がかかりません。
ただ、既にWiFi環境がある場合、建物内隅々まで届いているかの確認が必要です。
意外に隅々までWiFi環境が行き渡っていない建物が多いので、お話しました。
例えば、居室奥の窓際の電波が弱いということがあり、そこにインカムをお持ちの職員が居た場合、うまく受信できないからです。
IP200Hのカタログはこちら(カタログダウンロードページ)!
建物内でお使いでしたらWiFi環境が整備されていても、私のお薦めは「インカム本体の電波経由」。
WiFi連動のインカムは、廊下など建物内に設置して電波を経由する「アクセスポイント」への電気供給が必要ですので、停電や電気設備点検時は使用できなくなってしまうからです。
ナースコールとの連携や内線電話的にPHSを利用されているかと思います。
これも「アクセスポイント」を経由して通話しますので、停電になると同様に使えなくなってしまいます。
ですので、インカムはWiFi連動にしないで単独での運用をお薦めした訳です。
⑦ 施設外でも使用するならこの機種がお薦め!
【結論1】上記(4)③「携帯電話の電波経由」方式なら、IP501H(アイコム株式会社)
【理由】電話の様な同時通話が可能。秘匿性も高い。
IP501Hの特徴は、
・どれだけ離れた相手とも話せます
携帯電話のパケット回線au4Gの圏内であれば、全国と通信可能
・電話回線が断線しても、使える場合があります
電話が使えなくても、メールやLINEが使える場合はIP501Hも使える可能性大
・業務連絡に個人の携帯電話を使用しなくて良い
・GPS搭載で現在位置が把握できます
参考に、下にて実際の地図をご覧ください
何時何分にどこにいて、今止まっているのか、移動中かが一目で分かります。
「携帯電話の電波経由」インカムを導入する場合、機器代以外に発生する費用としまして回線手数料・月額利用料があります。
初期費用が3,000円(税別)×使用台数、電波利用料は月額2,100円(税別)×使用台数となっています。
IP501Hのカタログはこちら(カタログダウンロードページ)!
⑧ 導入において検討すべきことは?
せっかく多くの介護施設や病院で効果を上げているインカムも、導入時点ではモノです。
それを使うのはヒトです。
費用対効果を上げるため以下に3つ挙げてみましたので、検討されてはいかがでしょうか。
・施設内で解決すべき課題とは?
それはインカムを活用することで解決に貢献できるか?
・職員の導線整理を具体的に策定(誰が誰に指示を?)
・夜勤時の職員間連携はどうするのか?
例えば、チャンネル1に設定にしておくと、チャンネル1全てのインカムへ一斉連絡。
日中はフロアごと、ユニットごとにチャンネルを割り振って運用。
夜勤時は人員がぐっと少なくなるので、例えば2・3階フロアを1つのチャンネルで運用。
あるいは、複数のユニット1フロア分を1つのチャンネルで運用といった感じで、現在人員配置を
元にお考えください。
⑨ うちの介護施設・高齢者施設や病院では、何台用意したらいいの?
インカム 基本セット構成
お客さんの介護施設では、ジャックへの差し込みが頻繁になると故障のリスクが増すのでは?ということ、管理しやすい理由で、本体・マイク・イヤホンを全職員に支給されたのはありました。
また、本体は現場にいる人に行き渡る台数を用意、マイク・イヤホンは個人に配布というケースもありました。
ほとんどのケース、
・本体、マイク:1日で出勤される最大人数分(例:30台)
・イヤホン:インカムを使用される人数分(例:80本)を個別支給
です。
【耳掛け式イヤホン タイプ】例
【耳ゴムイヤホン タイプ】例
イヤホンはいくつかのタイプがあり、そのタイプごとにもラインナップがあります。
インカムを身に付けている間中、耳に差し込むものです。
人によって耳の穴の形や大きさが違いますよね。
合わないのを使用していると、長時間の差し込みで痛くなってくることがあります。
ですので、実際の導入への流れとしましては、
1.デモンストレーションなどの段階で、複数のイヤホンを置いていく
2.ご注文までにアンケートを採集(どの職員さんが、どのイヤホンを選ぶか)
3.納品時職員さんに個別配布
という感じです。
一旦全職員に支給しておいて、使って耳に合わない場合は各自で好みのものを購入しての使用を許可されている施設もあります。
⑩ 上手く運用なさっている介護施設の管理者から、導入までの経緯をお聞きしました!
最初デイサービスルームにてインカム導入しましたが、必要性なしで特養フロアにて使うようになりました。
フロアによって、使っている、使っていないと分かれました。
ところが、人員配置がタイトになったり、急な休みが出て、使っていないフロアの職員が効率化できると気づいて使うようになったのです。
人員不足だと認識していたのが、インカムを使うようになった結果、今の人員体制でいけるとなりました。
こちらの施設で以下の内容を法人グループ内の発表会で報告したところ、たちまち他の高齢者施設でも導入が進みました。
その内容とは、・・・
【インカム導入前は1年間で介護職員間の連絡に要する時間合計がPHS利用で192時間、導入後は40時間になり、79%削減を実現(1日平均20回、1回20〜30秒要することを標準値として算出)】
小さな積み重ねが1年に換算すると、スゴい時間になりますよね。
これはあなたが導入を検討される上で、好材料になるのではないでしょうか?
初めは、コードを引っ掛ける、余計なものを持ちたくない、介護の邪魔になると、現場職員が抵抗していました。
導入を進めたい事務長は、最初デモ機を2〜3日借りて使用した後3〜5台購入。
それをフロアの主任達に持ってもらいました。「好きに使っていいで!」と。
そうすると、自主的に上手いこと使うようになっていきました。
「あの人に持ってもらいたい!」、「こんな場面で使いたい!」という具合に、どんどんアイデアが出てきました。
導入後1ヵ月で何も言わなくなり、半年経過すると感謝されました!
導入していない介護施設・高齢者施設や病院にひとことをお聞きしましたら、
「導入して失敗のしようがない!」 と。
一度導入をご検討されたけれども、断念されたあなた。
勇気100倍になりましたね!
是非とも再チャレンジしてみてください。
↑デモンストレーションのご依頼、御見積りを承ります!
Q イヤホンは使い回した方が良いの?
A 使い回しはせず、職員さん個々にお渡しください。(管理も個々で)
Q インカムのバッテリーは何時間くらい持つの?
A 最低12時間は持ちます。約2年で入替えをお勧めします。
Q イヤホンのコードが邪魔だ。Bluetoothはないの?
A ありますが、お勧めしません。
お勧めしない理由は、
(1)Bluetoothのバッテリーが約6時間しか持たない
(2)バッテリー残量が見えないので、バッテリー切れに気が付かない
(3)インカム本体とのペアリング作業が少々難しい
Q 高齢の職員には操作が難しいのでは?
A いいえ、とても簡単ですよ。操作は以下の3つだけですから。
(1)出勤時にインカム本体の電源を入れる
(2)話す必要がある時だけ、マイクスイッチを押して話す
(3)退勤時にインカム本体の電源を切る
Q 介護記録と連携できるインカム(ほのぼのトーク、ハナスト)って正直どうなの?
A 便利とは思います。しかし、デバイス(スマホやタブレット)の準備が大変で、スマホのバッテリーが勤務時間中に切れないかが心配です。
↑デモンストレーションのご依頼、御見積りを承ります!
一例
令和4年度 大阪府介護ロボット導入活用支援事業補助金
https://www.pref.osaka.lg.jp/koreishisetsu/kaigorobo/kaigorobohozyo.html
担当:松井 毅(たけし)
営業時間:平日9:00~17:00
定休日:土日祝祭日
大阪府大阪市の株式会社ディプスです。
大阪・奈良・兵庫(南東部)・京都(南部)を中心に、高齢者施設・病院などにベッド周りでの転倒予防・転落予防に役立つ離床センサーや、認知症の方が徘徊で建物外に出られようとするのを検知する徘徊検知システム(徘徊センサ)を始めとする機器の販売・設置をしております。
また、高齢者施設・病院内での監視カメラシステム・防犯設備の設置、自治会・駐車場などへの街頭防犯カメラシステムの設置工事をしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
地区・自治会への街頭防犯カメラ設置
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